十進BASICは貴重な国産プロラム言語処理系である。
BASICプログラムとパソコンのつながりについての歴史は、話すと長くなるため別の機会にする。その長い歴史の中で、十進BASICは比較的新しいというか、BASICが時代の主流ではなくなってから登場した。そのために優れた性能を持っているが、損をしていることもある。
講釈はおいておき、実際に動かすことにする。
では、BASICでプログラムを書いて、動かしてみる。書くのは紙と鉛筆があればいいが、動かすにはコンピュータとBASIC言語を動かすアプリが必要になる。
ダウンロード
プログラム言語は、外国語の学習と同じで実際に使ってみる(動かしてみる)のが一番早くて良い学習法である。
インストール
サンプルプログラム
あんまり単純すぎるものを動かしてもつまらないので、そこそこ興味をひくものをということで乱数をつかって絵というか、図形を点で描画するプログラムをあげてみる。
これのオリジナルは、ロゼッタコードからもらってきたが、だいぶん十進BASIC用に手直ししてある。
名付けて The Game of Chaos
10 SET WINDOW 0,200,0,200
20 LET X = INT(RND * 200)
30 LET Y = INT(RND * 173)
40 FOR I=1 TO 20000
50 LET V = INT(RND * 3) + 1
60 ON V GOTO 70,100,130
70 LET X = X/2
80 LET Y = Y/2
90 GOTO 150
100 LET X = 100 + (100-X)/2
110 LET Y = 173 - (173-Y)/2
120 GOTO 150
130 LET X = 200 - (200-X)/2
140 LET Y = Y/2
150 PLOT POINTS: X,Y
160 NEXT I
170 END
コードの書き方自体は、古い、いや古臭すぎるかもしれない。お手本としてはどうかなと思うところもある。しかし、素朴な書き方で、その割にというか、これを実行するとおや!とちょっとビックリするだろう。
実行すると、別の窓が開き次のようなシェルピンスキーの3角形が描かれる。